面会のとき、目やにがついていたり髪が乱れていたりすると、気になってしまうことはないでしょうか。
小さなことのようで、家族だからこそ気づきやすく、不安に感じるのは自然なことだと思います。
今回は、元介護士として感じた、寝たきりの方の目やにや顔まわりのケアで大切なことをまとめます。
目やには、見た目だけの問題ではない
顔は面会のときに一番目が向く場所なので、ご家族が変化に気づきやすいところです。
目やにがついたままだと、目が開けにくかったり違和感があったりして、本人にとって不快感につながることもあります。
でも、寝たきりの方や言葉で伝えにくい方は、その不快感を自分から伝えられないことがあります。
だからこそ、気づいたときにできる範囲で整えてあげることが大切だと感じています。
顔を拭くことは、その人を大切に扱うことにもつながる
実際に、顔を拭いたときに利用者さんから言われた言葉があります。
「あったかいタオルで顔を拭いてもらうと、まだ生きられてるんだなぁって思う」
「気持ちもいいし、丁寧にしてもらえてうれしい」
それまでの私にとって、顔を拭くことは日常の何気ないケアのひとつでした。
でも、この言葉を聞いてから、ただ汚れを取るだけの動作ではないのだと感じるようになりました。
あたたかいタオルで丁寧に拭くこと。声をかけながら触れること。そうした小さなケアが、本人の気持ちよさや安心につながるのだと思います。
忙しい現場では後回しになることもある
食事介助、排泄介助、入浴介助、移乗介助…介護の現場ではやることが次々にあり、目やにを拭くことや髪を整えることが後回しになってしまうこともあります。
私自身も、気づいていながらすぐに対応できず、申し訳なさを感じたことがありました。
それでも、忙しくて後回しになる現実があるからといって、顔まわりのケアが大切ではないわけではないと思っています。
家族が気づいたときは、お願いの形で伝えてみる
面会のときに気になったら、責める形ではなく、お願いの形でスタッフの方に伝えてみるのがおすすめです。
「目やにが気になるので、時間があるときに拭いてもらえますか?」
このように伝えると、責めるのではなく、本人が気持ちよく過ごすための情報として届きやすいと思います。
また、ご家族が直接拭いてあげたい場合も、皮膚の状態や施設のルールがあるため、まずはスタッフの方に声をかけてから行うと安心です。
まとめ|顔まわりのケアは、気持ちよく過ごすための小さなケア
目やにを拭くこと、顔を拭くこと、髪を整えること。
小さなことに見えるかもしれませんが、本人にとっては気持ちよさや安心につながる大切なケアです。
気になったときは、スタッフの方にお願いの形で伝えてみてくださいね。

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