なぜ防水シーツが必要?元介護士が伝える本人の負担を減らす理由

在宅で介護されている方へ

防水シーツは、寝具を汚れから守るための道具だと思われがちです。もちろんそれも大切な役割ですが、介護の現場で感じていたのは、防水シーツが「本人の負担を減らす」ことにもつながっているということです。

今回は、私が元介護士として感じた、防水シーツが必要な理由についてまとめます。

寝具までの汚染を防げる

防水シーツを使う一番の理由は、衣類の汚染は防げなくても、寝具までの汚染は防げることがある、という点です。衣類が汚れてしまうことは避けられなくても、その先にあるシーツやマットレスまで汚れが広がらなければ、後片付けの範囲がぐっと小さくなります。

シーツ交換のたびに移乗しなくて済む

これは、私が現場で特に大切だと感じていたことです。

寝たきりの方のシーツ交換をするとき、通常はリクライニング車椅子へ一度移乗してもらってから交換を行い、終わったらまたベッドへ戻ってもらいます。この移乗という動作自体が、本人にとって身体的な負担になります。

でも、汚れが防水シーツまでで済んでいれば、移乗をせずに、体を横に向けてもらいながら防水シーツだけを交換することができます。更衣は必要でも、移乗がない分、本人の負担はかなり軽減されます。

まとめ

防水シーツは、単に寝具を守るための道具ではありません。汚染の範囲を防水シーツまでにとどめられれば、移乗という負担の大きい動作を減らすことができ、本人にとって身体的にも楽な状態を保ちやすくなります。介護をする側にとっても、対応がしやすくなる工夫のひとつだと感じています。

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