在宅や施設で介護をしていると、「口の中や口唇がカラカラに乾いていて、口を開けるだけで痛がる」「口角が切れて出血している」などというお悩みを持つ方は少なくありません。

私が勤めていた時によく使っていたのは、コンクールのマウスジェルです。なるべくこまめに塗り、保湿することで、こうした亀裂や出血を防いだり、症状を軽くできたりする印象がありました。今日は、その理由と選び方についてお伝えします。
乾燥した口の中・口唇で起きていること
口の中や口唇が乾燥すると、亀裂が入りやすくなり、そこから出血したり傷ができたりします。個人差はありますが、一度できた傷は治りにくいこともあり、放っておくとさらに悪化してしまうことも少なくありません。
だからこそ「乾燥させない」ための予防的なケアが大切だと感じています。マウスジェルはこの保湿・保護の役割を担ってくれるアイテムです。口元まわりのケア全般については、寝たきりの方の口元・口腔ケアの記事でも詳しくお伝えしています。

ただ、正直にお伝えすると、マウスジェルを使えば口を開けるのを嫌がらなくなる、口臭がなくなる、というわけではありません。歯みがき自体を嫌がる方は、マウスジェルを使っても嫌がる気持ちが変わらない方が多かったです。あくまで「乾燥による痛みや出血を防ぐ・軽くする」ためのケアとして捉えていただくのが良いと思います。
なお、使用する頻度や量については、ご本人の状態によって適切さが変わってきます。使い始める前に、医療関係者に確認していただくと安心です。
選び方のポイント
私が実際に使っていて良いと感じたのは、ウエルテックの「コンクール マウスジェル」です。ジェル自体が柔らかくなめらかで、伸びも良いので少量でも口の中に広げやすい印象があります。匂いも控えめで、実際に使っていた利用者様たちも嫌がる様子(変な顔をするなど)はありませんでした。
選ぶときは、こうした「なめらかさ」「伸びの良さ」「匂いの控えめさ」がポイントになると思います。口の中や口唇は繊細な場所なので、刺激が少なく、ご本人が受け入れやすいものを選んであげてください。
初めて介護をされるご家族にとっては、商品の詳しい使い方や注意点も気になるところだと思います。より詳しく知りたい方は、メーカー公式サイトもあわせてご確認ください。
まとめ
マウスジェルは、口の中や口唇の乾燥から来る痛みや出血を防ぐ・軽くするための保湿ケアアイテムです。使用の頻度や量に迷ったときは医療関係者に相談しながら、こまめなケアを意識してみてください。毎日のちょっとしたケアが、大切な方の負担を減らす一歩になれば嬉しいです。

コメント