前開きの服をお願いすることが多かった理由
私は療養型病院で介護福祉士として働いていた頃、入院時や身体の状態が変わったとき、ご家族へ前開きの服をお願いすることがよくありました。
もちろん、前開きの服だけが正解というわけではありません。
ただ、介護の現場では、前開きの服だからこそ助かる場面を何度も経験してきました。
頭からかぶる服は着替えが難しいことも
寝たきりの方の中には、拘縮などで腕や肩を動かしにくい方もいらっしゃいます。
そのような状態では、頭からかぶる服は袖を通す動きが大きくなり、ご本人にも介助する人にも負担がかかることがありました。
特に袖を通す場面は時間がかかりやすく、身体の状態によっては慎重な介助が必要になります。
前開きの服は介助がしやすいと感じていた
前開きの服は、被りの服に比べて袖を通す動きが調整しやすく、拘縮がある方の着替え介助でも助かる場面が多いと感じていました。
ご本人の身体への負担を少しでも減らしながら着替えを進められることは、介護する側にとっても大きな助けになります。
私が伝えたいこと
前開きの服を選んだからといって、すべての負担がなくなるわけではありません。
身体の状態や生活環境によって、合う服は一人ひとり違います。
そのうえで、介護が必要な方の服を選ぶとき、「前開き」という選択肢も知っていただけたら嬉しいです。
「介護しやすい服」シリーズ
第3回:介護職が感じた「前開きの服」がおすすめな理由
シリーズはこちら
第1回:介護職だった私が「介護しやすい服」について書こうと思った理由
第2回:介護職が感じた「伸縮性のある服」が大切な理由

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