介護される方の中には、水分補給やとろみのついた飲み物を嫌がる方がいらっしゃいます。「まずい」「変な感触」と拒否されると、家族としてはどうしたらいいのか困ってしまいますよね。
とろみは誤嚥(飲み物が気管に入ること)のリスクを減らすために使われることが多いですが、本人からすると味や口当たりが変わって感じられ、嫌がるのも自然なことです。私は病院で「とろみをつけますね」ではなく「葛湯ですよ」と声をかけていました。馴染みのある食べ物として伝えるだけで、すっと受け入れてもらえることがありました。
もしこれからとろみ剤を試してみたい方には、個包装タイプが使いやすいと思います。私が現場で使っていた印象としては、無味無臭で飲み物の味に変化が起こりにくく、とろみが長く続くという特徴がありました。
つるりんこQuickly<3g×50本×4箱> 【森永乳業 公式ショップ】 介護食 とろみ剤 とろみ調節 トロミ 嚥下補助 餡 ペースト ミキサー食 えん下 えんげ 特別用途食品 価格:6652円 |
プチ情報ですが、炭酸飲料に通常のとろみ剤を入れると、泡と反応して噴きこぼれてしまうことがあります。実は同じメーカーさんの商品の中にも、炭酸飲料専用のとろみ剤があります。サイダーやコーラなどを飲みたいという場合は、メーカーの公式サイトで確認してみてください。
一般的に避けたほうがよい飲み物
カフェインを含むコーヒーや紅茶、そしてお酒は、利尿作用や分解の過程で水分を消費するため、水分補給としては避けたほうがよいとされています。
でも、「好き」をあきらめる必要はない
とはいえ、好きなものが一切ダメというわけではありません。
以前担当していた方で、お酒がお好きな方がいました。何度も「飲みたい」とおっしゃるので主治医に相談したところ、許可が出てノンアルコールのお酒を提供したことがあります。とても喜んでいただけました。コーヒーやジュース、飲み物の温度の好みなども、体調と医師の判断を確認しながら取り入れていました。「その方らしさ」を大切にすることも、ケアの一部だと感じています。
大切なのは「自己判断せず、まず相談すること」
ここで一番お伝えしたいのは、「これなら大丈夫」という断定ではなく、必ず主治医や医療スタッフに相談してから、という前提です。
体調や飲み込みの状態は一人ひとり違います。「本人がこれを飲みたがっているのですが、可能でしょうか」と相談してみることで、思っていたより選択肢が広がることもあります。
まとめ:「飲みたいもの」から水分補給を考えてみる
水分摂取を嫌がるときは、本人が「これなら飲みたい」と思えるものを起点に考えてみる。それが安全かどうかは医療者に確認する。
小さな工夫ですが、水分補給がちょっとうれしい時間に変わることもあります。同じ悩みを抱えている方のヒントになればうれしいです。
ちなみに、私が病院で実際に使っていたのは、同じ森永乳業の「つるりんこ」Quicklyの大容量袋タイプ(800g×2袋)でした。毎日多くの方の飲み物にとろみをつける現場では、このような大容量タイプが活躍していました。ご自宅でも毎日継続して使うご予定なら、こちらの方がコストもおさえやすいと思います。
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