元介護士が伝える、入院・施設入所のときに持っていく服で気をつけたいこと

元介護士から見た服選び

入院や施設入所が決まると、持ち物の案内をもらうことがあります。衣類や肌着、タオルなど、必要な枚数が書かれていることも多いと思います。

ただ、案内を見ても「どんな服を持っていけばいいのか」までは、迷うことがあるかもしれません。初めての場合は、わからないことが多くて当然だと思います。

今回は、私が元介護士として感じた、入院・施設入所のときに持っていく服で気をつけたいことについてまとめます。

まずは案内を確認して準備する

入院や施設入所のときは、衣類や肌着、タオルなど、必要な持ち物の案内をもらうことが多いと思います。まずは、その案内を確認して準備することが大切です。衣類やタオルなどが足りないと、着替えや入浴のときに困ることがあります。

私が勤めていたところでも、必要な物品が足りない場合は、持参してもらうまでの間に貸し出しなどで対応することがありました。少なめに準備するよりも、必要な枚数や持ち物を確認してから準備してもらえると、本人も介助する側も安心です。

迷ったときは、施設や病院に「何をどのくらい準備すればいいですか?」と確認してみてください。

持っていく前に確認しておきたいこと

入院や施設入所になった場合は、持ち物の案内が渡されると思います。その中で、病衣があるのか、持ち込みの服が必要なのかを確認しておくと安心です。

洗濯は誰がするのか。保管場所はあるのか。こうしたことも、できれば入院や入所の前に確認しておくと準備しやすくなります。

名前を書いておくことの大切さ

意外と見落とされがちですが、衣類に名前を書いておくことも大切です。施設や病院など、他の方も利用される場所では、衣類が混ざってしまうことがあります。

私が勤めていたところでも、衣類の取り違えは起こらないよう気をつけていましたが、たくさんの方の衣類を扱う中で、完全に防ぐことが難しい場面もありました。名前がしっかり書いてあると、もし衣類が混ざってしまったときにも手元へ戻りやすくなります。

私が現役のとき、ご家族へ説明するときにも、衣類には大きな字でフルネームを書いてもらうようにお願いしていました。名字だけだと、同じ名字の方がいることもあります。同姓同名の方がいる場合は、漢字で名前を書いてもらうようにお願いすることもありました。ひらがなやカタカナだけだと、区別がつきにくいことがあるためです。

名前を書くのは少し手間かもしれません。でも、衣類の取り違えを防ぐためにも、もし混ざってしまったときに持ち主へ戻りやすくするためにも、大切な準備だと感じています。

服選びや介護用品のことで迷ったら

寝たきりの方の服を準備するときに気をつけたいポイント(前開きや伸縮性のある生地など)や、介護用品を買うべきかどうかについては、これまでの記事でも詳しくまとめてきました。

入院や施設入所のときに準備した服が、ずっと同じように使えるとは限りません。病状や身体の状態によっては、今まで着ていた服が着られなくなることもあります。そのような場合は、施設や病院の方から服の変更について声がかかることもあると思います。そのときは、本人の今の身体の状態を聞きながら、相談して準備してもらえると良いと思います。

まとめ|迷ったら、購入や持参の前に相談してほしい

初めて介護に関わるご家族にとって、入院や施設入所の準備はわからないことが多いと思います。

わからないままご家族だけで判断すると、使いにくいものを買ってしまったり、必要な物が足りなかったりして、ご家族の負担が増えることもあります。だからこそ、迷ったときは購入や持参の前に、施設や病院に相談してみてください。

本人の身体の状態や施設の管理方法に合わせて、必要な服や物品を準備することが大切だと思います。この記事が、入院や施設入所の服選びで迷っている方のひとつの参考になれば嬉しいです。

「介護しやすい服」シリーズ
第17回 元介護士が伝える、入院・施設入所のときに持っていく服で気をつけたいこと

コメント

タイトルとURLをコピーしました