ベッドで過ごすことの多いご家族に会いに行っても、反応が少ない。話しかけても変わらない。そんな時、「どう関わればいいのかわからない」と感じてしまいますよね。
私は病院で、ベッドで過ごすことの多い方のケアに長く関わってきました。その経験から、利用者さんの反応を見るときに、スタッフはどんなところを見ていたのかをお伝えします。

声をかけて、顔を見せることから
おむつ交換や体位変換のような短いケアでも、必ず顔を見て声をかけていました。目を開けている方には、視線の中に入るように顔を近づけ、そのまま少し待って様子を見ます。爪切りや手浴・足浴のように時間のあるケアも、まず声かけから始めていました。
私が見ていた3つのポイント
- 顔:目の開け閉め、口の開閉や動き、表情、呼吸の変化
- 声:小さな発声があるか
- 体:首や肩、手足の動き
施設や病院のルールで、ご家族が触れられないこともあります。スタッフは、ケアの中で体にそっと触れ、その時の反応も見ていました。手を握ってほしいと声をかけると、握り返してくれる方もいました。
反応に出会えるのは、偶然に近い
正直なところ、面会の短い時間にぴったり反応が出ることは、あまり多くありません。スタッフは、勤務中にケアのたびに関わるので、ご家族より反応に出会える回数が増えるのだと思います。私の印象では、日勤より、静かな夜勤帯の方が出会えることが多かった気がします。
反応が見られなくても、ご家族の関わりが足りないわけではありません。
反応が少ない理由は、さまざま
反応が少ないのは、ベッドで過ごすことの多い方だけでなく、高齢の方にはよくあることです。眠気、昼夜逆転、その日の体調、お薬の影響などで、反応が出にくい日もあります。
反応が少ないなと感じる時は、日々の様子を看護師や介護スタッフに尋ねてみるのがおすすめです。普段の様子がわかると、安心できることもあります。
面会を重ねる意味
何度も会ううちに、「前と少し違う」と気づけることがあります。そのためには、普段の様子を知っておくことが大切です。表情、呼吸のリズム、手の力の入り方。気になる変化があれば、看護師やスタッフに伝えてください。
反応がなくても、そばで過ごす時間に意味がないわけではありません。短い時間でも大丈夫です。
声かけのコツは、こちらの記事もご覧ください。

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