腰痛で介護職をやめたあと、何をした?求職中の私の体験談

腰痛で介護職をやめたあと 求職中の私の体験談 介護福祉士のリアル体験談

腰痛を抱えながら働いていたとき、いちばんつらかったのは痛みそのものよりも、まわりへの申し訳なさでした。

腰痛を抱えて働いていたときのつらさ

身体介助のたびに他のスタッフにお願いしなければならず、気まずさと「迷惑をかけている」という思いが積み重なっていきました。人手の足りない現場だったので、なおさらです。「重いケアはしなくていいから残ってほしい」と言ってもらえることも多く、ありがたい反面、応えられない自分がつらくなる日もありました。

診断書を書いてもらって休んだことはありますが、労災の申請まではしていません。最終的に、やめるという選択をしました。

腰痛で介護職をやめた直後の気持ち:不安と安心

やめてすぐに感じたのは、不安と、同じくらいの安心感でした。移乗や入浴介助などを依頼するたびに気を遣う負担がなくなって、気持ちが軽くなったのは本当です。一方で、「介護の仕事しかしてこなかった自分に、腰痛を抱えたまま何ができるのだろう」という不安や、収入がなくなる心配もありました。

失業保険とハローワークを使ってみた

そこで、これまで一度も受け取ったことのなかった失業保険を受けることにしました。勉強のためでもあり、やめた時期が冬だったので、体を休める期間にもなりました。ハローワークでは、専任の相談員さんと予約制で職業相談ができることを知り、利用しました。自宅でも求人を見て、気になるものを持って相談する流れです。選ぶ基準は「体への負担が少なく働けること」でした。

体の負担が少ないと思った歯科助手で感じたこと

地域内で働きたい気持ちが強く、歯科助手の求人に応募して採用されました。体への負担が少ないだろうと思っていたのですが、実際はほとんど立ちっぱなしで、腰には思った以上に負担がありました。また、歯科助手の業務そのものにも不安がありました。事前のリサーチが足りなかったところもあったと思います。先生やスタッフの方々はとても良くしてくれたのですが、不安が拭えないまま、短い期間で退職しました。

介護の経験が活きた場面

それでも、介護の経験は別の場面でも活きました。

  • 観察力:自分にできることはないか、困っている人はいないかを考えて、先回りして動くこと
  • 傾聴力・コミュニケーション力:患者さんを誘導したり、症状を聞き取ったりする場面で、介護での関わり方が役に立ちました

やめたあとの仕事探し:ゆっくりしながら選んだ時間

これまで介護職として昼夜関係なく働いてきたので、「せっかくだから、ゆっくりしてみよう」と決めて、のんびり構えていました。それでも仕事探しは続けていました。条件や体への負担が合わず内定を辞退したり、思っていた仕事内容と違って面接を辞退したり、受からなかったり、いくつも見学に行って合う・合わないを判断したりしました。

求職中の今、思うこと

私はまだ求職中です。暖かい時期は腰痛もそれほど強くありませんでしたが、寒い時期になると強くなってきました。デイサービスなども検討して見学していましたが、腰の状態を考えると、やはり介護職として働くのは難しいのだと、改めて感じています。

ただ、これは仕事をしていない期間があったからこそ分かったことです。もし、やめてすぐに体への負担が少ない介護の仕事に就いていたとしても、結局また辞めることになっていたのではないかと思います。そう思えたとき、気持ちがすっと腑に落ちました。この期間は、長年介護の仕事をしてきた私が、介護の仕事から離れることを納得するために、必要な時間だったと思います。

腰痛で介護職をやめようか迷っている方、やめたあとに不安を感じている方へ。立ち止まる時間が、自分に合う選択を見つけるための、大切な時間になることもあります。私の経験がひとつでも情報になればうれしいです。

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